2017年10月6日金曜日

遅かった夏のアルプス その2「白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳・白馬鑓温泉」 【長野県・富山県・新潟県】

その1からの続きです。

さて2日目、今日は白馬頂上宿舎から杓子岳、白馬鑓ヶ岳に登り、白馬鑓温泉を経由して猿倉に下山します。

温泉好きとしては鑓温泉は外せないでしょ!
今回の山行ではある意味ピークハントより重要事項でした。

御来光を拝みに宿舎の裏手の丸山に来ましたが、雲多めですね~。
でも、久々に高山での朝、張り詰めて澄んだ空気が心地よいです。

そして、日の出と同時に縦走スタート!



朝日に染まった稜線が最高にカッコイイ!
今回の山行で一番のウイニングロードでした!
剱岳の雄々しい姿も拝め大満足。

と、最高の気分で進むものの、あれよあれよとガスが掛かり始めてきました。

杓子岳に到着する頃には稜線は薄いガスの中。
風もかなり強くテンションだだ下がり。
でも、空が薄っすら見えるので太陽さんの頑張りに期待してどんどん進みましょう!

杓子岳の稜線の白馬側は断崖絶壁。
なかなか緊張感のある稜線でした。

白馬鑓ヶ岳山頂!

結局、ガスは取れないままピークに到達。
白馬鑓ヶ岳から望む杓子岳と白馬岳の絶景も今回の山旅の目的だったのですが残念。

時折、青空がが見えるのでしばらく待ってみようと思ったのですが、のんびりしていると温泉を満喫している時間が無くなるので下山開始!


少し下ると空が見えてきました。
ガスっていたのはホントに稜線だけだったようです。

綿毛になったチングルマの群落があり、雪解けの時には一面のお花畑になっているんでしょうね。


そして、鑓温泉までの路は難路と聞いていた通り、なかなかの危険度。
沢近くの岩場は異常なまでに滑りやすくちゃんと両手を使って降りないと転倒必須。

危険地帯の前には「ストックを仕舞うように!」ってちゃんと注意書きの看板があるのは事故減少に役に立っていると思います。

そして、無事、白馬鑓温泉山荘に到着!
入浴料¥500を払い、さあ!温泉だーー!

目の前には標高2100mならではの遮るものの無い山々と空の大パノラマ!
泉質も湯の花浮かびほんのり硫黄香る薄いコバルトブルーの硫黄泉と文句無し!
もちろんこんな場所で加温加水、循環もできるはずも無く完全に源泉掛け流し!

ガチ登山をして来た身体に沁みる感じはまさに天国!
最高で御座います!!

早めに着いたおかげで人も少なく1時間半くらい山荘でのんびり湯ったりできました。

では、山荘を後にして下山再開。
露天風呂は登山道からも丸見えなのが気になりますが、この大パノラマを見れるなら全然問題無し!
一応水着OKなので気になる人は水着を着ればいいですが、そんな野暮な事している人はほとんでいませんでした。


山荘から少し歩くと綺麗なお花畑が広がっています。
いや~、癒されますね。


そして、下山完了!

…となれば最高なのですが、ゴールの猿倉はまだまだ先。

長いトラバース道や登り返しもあり結構ハード。
折角、温泉ですっきりしたのに再び汗だくに。
まあ、このハードな登山道が鑓温泉を限られた人しか来れない特別なものにしているのでしょうね。

樹林帯に戻る直前の小日向のコルからは白馬三山が望めます。
晴天予報に反して白馬三山は結局雲の中でした。
まあ、最初から最後まで夏山らしいと言えばらしいですね。

その後は樹林帯をもくもくと下り猿倉に無事下山。
お疲れ様でした!!

結局、バスの時刻の2時間近く前に降りてきてしまいましたが、ちょうどタクシーの乗り合い者を探している人がいて車を停めた白馬八方まで便乗させてもらいました。

さて、今回の白馬岳、山を始めた時に見た雑誌での小蓮華山からの白馬岳のかっこよさに痺れ、北アルプスの中でも登りたい山の筆頭でした。
そんな事もあり、小蓮華山や白馬鑓ヶ岳から望む白馬岳は本当に楽しみにしていたのですが、いずれも夏雲に阻まれたのは残念無念。
でも、それを差し置いても白馬大池や鑓温泉などなど見所ばかりで十分に満足できる山行とできたのは本当に素晴らしい山だからだと思います。
人気の高さも大いに納得!

でも、やっぱり稜線からの絶景は諦められないので、また来年チャレンジしたいですね。

以上です!

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