2018年1月30日火曜日

山好きたちの大衆酒場「陣馬山・景信山・高尾山(奥高尾)」【東京都 神奈川県】

ツイッターで山好きの方々と繋がり初めてから、ずっと気になっている山がありました。
それは、高尾山の裏に連なる景信山、陣馬山の奥高尾の峰々です。

もともと、「え?高尾山?あんなのは観光地で山じゃないでしょ?」って感覚でしたが、楽しそうに登っている山好きな人たちの姿を見ているうちに、自分も行ってみたい欲求が日に日に高まっていきました。

そんな2017年の冬。
強い冬型の気圧配置で高い山に行けない休日を狙って、その欲求を満たすべく突撃してきたのでその模様をレポします。

「陣馬山」(855m)
2017/12/9
コース:高尾駅→(バス)→陣場高原下→陣場山→明王峠→景信山→城山→高尾山→高尾山口駅

自分にしては珍しく電車で出発。
まあ、この山旅は飲むのが前提みたいなもんですからね!

茨城の自宅の最寄駅を5:02の始発で出発して、陣馬高原バス停に9頃に到着。
もっと時間が掛かるかと思ってましたが、茨城から電車でも以外に早く着きますね。
マイカー基本の自分としては寝ながら行けるのが新鮮でした。

バス停より和田峠に至る車道を少し歩き、陣馬山登山口に到着。
この日の前日は東京では珍しく山間で雪になる程度に気温が低く、舗装道路は凍結しており、結構滑りました。

では、クライムオン!

綺麗に真っ直ぐ伸びた林の中を登るこの辺りの低山らしい登山道。
都会に近いとは言え真冬の澄んだ空気はやっぱり美味しいですね。

特に見所がある訳でも無いので黙々と進むと息が上がる前に山頂直下まで来てしまいました。

ここまで来ると前日の雪が残っていて奥高尾でまさかの雪道歩き。
初めての陣馬山なのに貴重な体験だったかも知れません。

そんなこんなで、あっと言う間に陣馬山山頂!
ありがとう御座いました!

今まで写真でしか見た事なかった陣馬山の白馬?のオブジェに出会えちょっと感動。


富士山や筑波山もばっちり!うっすらと谷川や日光方面も望む事が出来ました。
これは人気の山になるのは大いに納得。

では、早速なめこ汁一杯目!
奥高尾縦走コースでは各茶屋に名物のなめこ汁があると聞いていたので、今回の山行中では各茶屋のあるピークで一杯なめこ汁を食す!という自分ルールを設定して臨みました。

陣馬山では富士見茶屋で頂きました。
こちらは比較的大きめななめこがウマウマでした。


一服した後、縦走再開。
このコースでは陣馬山が最も標高が高いので緩やかに標高下げる尾根道が続きます。

時折、登り返しを伴う小ピークがありますが多くの場所は巻き道が用意されており、楽したい方は巻き道へどうぞ。
自分はもちろん、全ピーク登りました。(笑)

低山らしく展望が広がる場所はありませんが、ひたすら広く歩き易い道が続きます。
これは走ったら気持ち良さそうですね。トレイルランナーに人気なのも納得!

そんなこんなで景信山に到着!

東京方面の展望がお見事!
筑波山と似た感じですが、こちらの方が標高が低く、街が近いので建物特定もできそうですね。
これはいつか夜景を見てみたいものです。

では、ここで今回一番楽しみにしていた事を始めましょうか…。

野草の天ぷらをつまみにビールで乾杯!
ぷっはぁぁぁ~、最高ですね!!
食べたみたかったモミジの天ぷらはほんのり苦味があって、ビールにぴったり!

これだけの為に早起きして電車で来た甲斐がありました。
旨すぎる!!

もちろん、なめこ汁も頂きました。
二杯目!

では、良い感じにほろ酔いになったところで最終目的地の高尾山に向かいます。

途中の小仏峠はあの渋滞で悪名高い小仏トンネルの真上です。
景色も広がっていて、相模湖や中央道が眼下に望めます。

ちょうど自分が通った時には昼にも関わらず中央道上りは大渋滞。
…この渋滞のせいで甲府近辺の山に対しては足が遠のいているのは事実なので、どうにかして欲しいですね。

お次の茶屋が集まるピークの城山に到着。
ここまで来ると高尾山方面から来る人も多くなり、あちらこちらで大宴会が開かれていて大賑わい。

「山好きの人たちが集まる憩いの大衆酒場」
そんな印象を持ちました。

普段は自然の声に耳を傾けながらの静かな山旅が好きなので、わいわいがやがやの大人数パーティーや必要無い場所でのクマ鈴やラジオといった音に不快に感じる自分ですが、ここでは不思議とそんな感じはしません。
っていうかむしろ、ソロの寂しさが際立ってしまう感じ。

・・・、うん、ここは1人でくる場所じゃないですね!

とりあえず、なめこ汁3杯目!
ここは珍しく醤油仕立てで新鮮でしたが、ちょっとなめこが小さくて残念。

ちなみにこの城山は巻き道を進むとスルーしてしまうので要注意!

城山を後にして城山と高尾山の直下のもみじ台まで来ました。

ここまで来ると、シートを広げてランチしている一般の人たちも多くなってきて一気に下界の様相。
山頂に近づく程下界に近づいている、なんか変な感じ…。

最後に少し登り返して高尾山山頂!
初登頂!ありがとう御座います!

もう登山服の自分は完全に場違い。
近くのトイレで下界の服装に着替えました。



初高尾だったので下山は1号路で観光しながら下山。
フォロワーさんから教えてもらった天狗焼は大行列の為断念。

さすが、登山者(?)数でギネスに載るほどのお山。
想像以上の人の多さでびっくりしました。

下山は途中にケーブルやリフトの誘惑がありましたが、歩き切りたかったのでこのまま歩いて下山。

下山完了、お疲れ様でした!

高尾といっても、このコースは水平距離で20キロ、累積標高では1000mを越えるので、ほどよい疲労感で満足の山行となりました。

帰りは東京からお酒片手に特急でブルジョア帰宅。
マイカーだと家までお酒はお預けですが、帰りながら飲めるなんて堪りませんね。
癖になりそうです。

では、簡単に総括。

とりあえず、これは自分が考える「登山」のカテゴリーとは別枠で「飲み」のカテゴリーです!
まさに、山好きが集まってワイワイ話ながら歩いて、要所要所で一杯やって、ほろ酔い気分で更に進む。
これが正しい楽しみ方だと思います!!(断言)

個人的には、ここにソロで行くのは1人で居酒屋に行く気分と全く同じ。
まあ、それも結構好きですが、やっぱり気の合う仲間と行きたい場所ですね!

今度は仲間を誘って訪れたいと思います。

以上!


…って考えていたら、年末に会社の同僚と、年明け早々にフォロワーさんたちと、初高尾から1ヶ月も経たない間に3回も立て続けに訪れる事になり、すっかり高尾の魔力に取り憑かれてしまったようです…。

…いかん!これは登山では無いのだ!

3 件のコメント:

  1. 高尾山は人気ですね〜^_^
    そして、やはりワイワイ楽しい感じがありますね。
    なめこ汁に天ぷら、味わってみたい❗️
    できれば、天狗焼きも❗️

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    1. なべさんもコチラにいらした際は是非に!
      半日あれば満喫できますよ!

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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