朝起きてドキドキしながら窓を開けた所、雨は明け方前に上がってくれたようで曇り空。
まあ前向きに雨の中散策するような最悪の事態は回避できたと考えることにしましょう!
朝食もほどほどに7時半には遺産区域に向けて出発!
ウトロから更に知床半島先端に向かって40分ばかし車を走らせます。
で、まず知床五湖に到着!
ココは基本自由に入れるもののこの時期はヒグマの出没頻度が多く十中八九立ち入り禁止になっていましたが、今年からネイチャーガイド同行の上散策が可能となりました。
とは言っても同行人数にはガイド1人につき最大10人で、1日の入場チーム数も決まりがあるので、行きたい人は事前予約をお勧めします。
入る前に20分ばかし散策時の注意のレクチャーを受け、いよいよ突入です!
でもちょっと情報不足だったのが、基本ヒグマに関しては遠ざけながら行動するので、まず出会う事はないようです。
もし、出会ってしまった場合は当日のトレッキング全て中止&即撤収となるようで、うーん、出会いたいけどそれはちょっと勘弁ですね。
では出発!
なんでも、水芭蕉の根から茎はヒグマの大好物だそうで、出くわすとしたらこういう所だそうです。
おもしろい木を見つけました。
右側の3本の引っ掻き傷はヒグマが木に登った跡。
左側半分は鹿に皮を食われた跡。
左下の穴はクマゲラ(カラスぐらいの大きさのキツツキ:絶滅危惧種)がつついた跡。
コラボレーションにも程がありますな。
ガイドさん同行だと好きな所でじっくり写真とはいきませんが、こういう知識を深められるのもいいですね。
前日の雨のおかげで森全体の色が濃いです。しかも晴れ間が出てきてくれたので、ロケーションとしてはかなり良い感じになってきました。
でも、さすが北海道。本州の猛暑が信じられない程、風がカラってしていてホント気持ちいいです。
風が少なく湖の反射率も高く幻想的な雰囲気でした。
もののけ姫を思い出しました。
そうそう、この知床五湖は湖って言っても流れ込む川はありません。湧水でできている湖です。
なので透明度はかなりのものですよ。
…答えは木の中です。しかもまだ葉を茂らせており生きています。
ガイドさんいわく、木は基本皮さえあれば生きていけるそうです。養分が少なくなる厳しい冬の間に幹自体を養分として吸収してしまった結果、こういう形になってしまったそうです。
ただ、こうなってしまったら後は強風によって倒されるか、鹿に食われるかしかないようです。
植物もやっぱり生き物ってことを再認識しました。
だいたい湖はどこもこんな感じですね。
冬は湖が凍結するので真ん中の島まで行き放題だそうです。
長くなって来たんで、今回はここまで。
つづく。
うーむ、やっぱりこういう自然を文章や写真で説明するって難しいなぁ。
どんな場所にも言えますが、やっぱり自然は5感全てで感じて良さがわかると思うんで、是非足を運んでください。
【2011/7/22作成 mixi日記より転載】
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