2022年5月14日土曜日

日本温泉巡り その117  伊香保温泉「横手館」【群馬県渋川市】

 日本には大きな温泉地がたくさんあります。
有名所では、草津温泉、塩原温泉、下呂温泉、有馬温泉、黒川温泉などなど…
こういった場所では数多くの旅館やホテルが立ち並び毎週のように多くのお客さんが訪れます。
ただ、そういった場所ではその温泉地を象徴する湯が全ての宿泊施設で楽しめるかと言えばNoです。「〇〇温泉」って冠を見て行ったはいいけど、「あれ?ちょっと想像と違うな」って感じた人はいるのではないでしょうか?

個人的には今回紹介する伊香保温泉もその一つかと思います。
伊香保を象徴する湯は鉄分豊富な茶褐色の「黄金の湯」。
ただしこれだけ温泉地の規模が大きくなると源泉を分配・加水・循環したりして使っている宿も多く、源泉そのままを楽しめる宿は限られてしまいます。

じゃあ、本物を見つけるコツは?と言われると、ぶっちゃけ現地に行ってみるまでわからん!と言うしかありません。
宿のHPか何かで温泉分析書でも公開してれば参考になるのですが、そうしてる宿もそんなに多くないですしね…

まあ、ぶん投げ気味の前置きになってしまったお詫びに、伊香保温泉で本物の伊香保の湯が楽しめる宿として「横手館」さんを紹介したいと思います。


「横手館」さんは江戸時代創業の伊香保温泉の中でも老舗中の老舗。
あの石段を登り切った先にある伊香保神社にほど近い場所に在ります。

歴史ある総桧造りの木造建築は印象に残っている方もいるのではないでしょうか。
一見敷居が高く立ち寄り湯はやってないような印象を受けますが、15:00~19:00(受付 18:00まで)と短い時間ですが立ち寄り営業もやっています。

この日、自分は榛名山外輪縦走後に立ち寄らせてもらいました。
では、伊香保の元祖といっても過言ではない湯、いただきます!

日帰りで入れるのは内湯のみですが、析出物たっぷりと年季の入った湯船はまさに老舗の貫禄。そこに注がれるは濃厚に茶褐色に染まり微鉄味のするカルシウム硫酸塩泉と、まごう事なき伊香保の湯。

窓をちょっと明ければ冬の冷たい空気と、アチチの源泉掛け流しが登山後の身体に最高に沁みますわ~~~

また、週末で宿泊客への対応が忙しいにも係わらず、日帰りの自分まで浴場まで案内してくれるサービスも好印象。さすがこんなご時世でも客足が絶えない人気の宿ですね!

今度は絶対泊りできます!!

とは言ってもこの「横手館」さん以外がダメって事はもちろん無く、各宿趣向凝らした湯が楽しめると思うので、自分に合った湯を探して色々巡ってみるのも大きな温泉地の楽しみ方の一つかも知れないですね。

以上です!

来訪日:2021/12/4
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2022.5月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
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