さて、2023年もいよいよ夏本番!
温泉巡りも流石にこの時期はお休みです。冷鉱泉やヌル湯を主体に巡るってのもアリなのですが、あまりの暑さにフットワーク自体重くなってる感はありますね。
今の内にできるだけ貯めてる温泉ネタは放出していきましょう!
では今回ブログは早春にスキーと合わせて行ってきた栃尾又温泉「自在館」さんを紹介します。
栃尾又温泉はデトックス効果の高い希少なラジウム(放射能)泉が湧く温泉地で、その中でも「自在館」さんは築100年を超える老舗でありながら若い方へのアプローチに力を入れており、最近ではなかなか予約の取れない人気宿になっています。
自分も一度は行きたい温泉&お宿だったので、ちょこちょこチャンスを伺っていたところ、運よく土曜日の空きを見つけたので訪れる事ができました。
栃尾又温泉は奥只見湖の新潟県側で奥只見シルバーラインの入口近くにあります。
本館の外観は老舗とは思えないモダンで近代的な作りですが、ちょっと奥を見ると歴史を感じさせる建物が連なってます。数年前から小規模のリニューアルを繰り返しており、今現在も生まれ変わってる真っ最中ですね。
内装も非常に綺麗で旅館という和の雰囲気をしっかり感じさせつつ今時の洋風さも取り入れており居心地の良い空間が演出されています。なかなか良いセンスですね!
貸切風呂は内湯が2つ露天が1つあり、チェックインと一緒に希望時間を指定するので良い時間に取りたい場合は早めのチェックインをオススメします。
いつでも入れる大浴場は新館(男女別)と旧館(男女交代制)があり、温泉だけでもなかなかの充実度。どこから入ろうか迷ってしまいますね。
とは言え、やはり最初は最も歴史のある旧館の大浴場「したの湯」に行ってみることに。
では、頂きます!
タイル造りの湯船の真ん中からこんこんと湧き出る湯。
薄っすらと湯を照らす電球の灯り。
入ってる人はみんな目を閉じて微動だにせず、まるで寝ているよう。
なんとも言えない独特の世界が広がっています。
大浴場は広めで10人くらいは余裕を持って入れそうですね。
湯は無色透明で無味無臭の単純弱放射能泉。湯温は36度程度とかなりのヌル湯。
デトックス効果を高める為に1~3時間程度の長湯が推奨されているという事で自分もその慣習に習って夕食ギリギリまで浸かってみました。
…
最初は冷たく感じますが、30分も入っていると身体の奥がじんわり熱を帯びてくる感じがしてきます。スキーの疲れもあったのか、うっつらうっつら夢見心地で時間だけが贅沢に流れていきます。
出た後はもちろん即効性のある効果を感じる事は無いですが、長期で湯治すれば何か変化が出てくる感覚は感じ取れました。
さすが昔から霊泉として言い伝えられてきた湯ですね!
こちらは貸切の内湯と露天。
貸切時間は1時間なので長湯は無理ですが、大浴場よりやや熱めで普通の温泉感覚で楽しめます。露天は川沿いにあるのでロケーションも最高ですね!
あと、自在館さんは温泉の他に衣食住全てで健康な身体作りを意識しており、夕食も「一汁四菜」を基本としたメニューとなっています。
見た目は質素ですが、食材の良さが最大限引き出した料理ばかりで自分の中では今までの旅館飯の中でもトップクラスに満足できました。
湯自体はインパクトに欠けるものですが、長湯で湯治というしっかりとしたコンセプトがあり、湯治風情を感じさせつつも今時の清潔感のある空間造り、そして湯治に習った健康的で高クオリティーの料理。
温泉宿として求められる全てのものがここまで上手くまとまっている宿はそうそう無いと思います。
かなりオススメ!
また、再訪したい宿になりました。
*日帰り入浴は土日休日繁盛記は受付無し。
平日も予約制なので宿に問い合わせ下さい。
来訪日:2023/4/1
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.5月現在
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
・姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
・鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
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・野地温泉ホテル(福島県)
・高湯温泉「旅館玉子湯」(福島県)
・喜連川温泉「早乙女温泉」(栃木県)
・那須塩原 元湯温泉 「大出館」(栃木県)
・祖谷温泉「ホテル祖谷温泉」(徳島県)
・筌の口温泉「新清館」(大分県)
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